Xperia XZの現段階での不具合情報やデメリットなど7選
2017/05/27
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ソニーの2016年フラグシップ機「Xperia XZ」は、いよいよ2016年11月上旬頃のソフトバンク発売が決定し、ドコモやauといった大手キャリアからの発売も期待が高まる最注目の機種です。
スマホの中では世界初の「5軸手ぶれ補正」に対応したりと、特にカメラ性能が大幅に向上している点でとても魅力的なXperia XZですが、一方、欧州や米国で発売された現段階でちょくちょく不具合の情報も出ています。
今回は、購入してから後悔しないためにも事前にチェックしておきたいXperia XZの不具合情報やデメリットと、その対処方法など注意点をまとめましたので、参考にしてくださいね。
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目次
不具合情報と対処法
現段階で確認されている情報です。
ディスプレイのタッチ不良
Xperia XZについては、ディスプレイ関連の不具合やデメリット情報が報告されています。
その中でも特に、普段の利用シーンで知らないと困る点がディスプレイをタッチ操作したときの効きの悪さなんです。
軽く押さえただけだと反応しなかったり、2回画面を押す「ダブルタップ」と画面を縦や横に動かす「スワイプ」の操作を誤認識するところがあるんですね。
文字を打ったり、ネットを閲覧したりする程度の操作だとそれほど気にはならないかもしれませんが、アプリを起動してタッチ操作の多いゲームをする方にとってはかなりダメージの大きい不具合といえるでしょう。
今のところ、画面を押すときに軽くではなくある程度しっかり押すことで軽減されるようですが、今度は長押しと認識される場合もあるので、注意が必要です。
ソフトバンクなどからの日本版が発売される前にソフトウェア更新で改善される可能性もありますが、タッチの効きが悪いなと感じたらディスプレイの保護フィルムを貼らない、または薄いものにするなどにして対策してみましょう。
明るさの自動調整がうまくいかない
同じくXperia XZのディスプレイについての不具合情報ですが、明るさの自動調節をONにした場合の調整がうまくいかない場合があるようです。
明るさの自動調節をONにすると、基本的には周囲が明るく、暗いときは暗くして自動的に調整を行うのでバッテリー消費が抑えられるという利点があります。
ただ、XZでは屋内など電気の明るさには反応するのですが、日中の屋外のように太陽光がきつい場所などでセンサーが反応せず、画面が暗いままや、暗くなってしまうという現象が起こるようです。
外に出たときに画面が自動的に明るくならず見えづらい、といったことが起こったら、一時的に画面の自動調節をOFFにして手動で調整する必要があるので気をつけておきましょう。
ディスプレイの解像度
Xperia XZのディスプレイについては、もう一点、ディスプレイの解像度があまり高くないという点がデメリットとして挙げられます。
画面解像度はフルHDの1080×1920なので、現在発売されているスマホと比べて低いというわけではありませんが、4K動画を撮影できるXZのメリットをあまり活かしきれないディスプレイ性能なんですね。
また、今後はWQHD(2560×1440)の解像度を持つ機種が増えてくると予想されるので、「ソニーのフラグシップ機」としては少しディスプレイの解像度は弱点になりそうです。
Xperia XZで撮影した4K動画のクォリティーを損なわずに再生するには、Xperia XZ本体で再生するよりPCなどで再生したほうが良さそうですね。
バッテリー持ちが悪い
Xperia XZには新機能としてバッテリーの劣化を防いで寿命を延ばす「Battery Care(いたわり充電)」や「Qnovo」という機能が搭載されており、従来の機種よりもバッテリーの寿命が2倍長持ちするといわれています。
しかし、寿命ではなく通常使っているときのバッテリー持ちは同じ電池容量2,900mAhのXperia Z5よりも短いようなんですね。
2016年夏に発売された電池容量が2,570mAhのXperia X Performanceに比べると、バッテリー持ちは良くなっていますが、充電には約3時間とXperia X Performanceの1,5倍ほどの時間がかかるそうです。
改善策として、「Battery Care」の設定がONになっていると、ユーザーの睡眠時間にあわせて充電時間を調整し、より一層バッテリーへの負荷を低減させる代わりに、充電時間も長くなってしまうのでOFFにしてみるという方法があります。
充電時間が長くなったのは一度に流れる電流を減らしバッテリーにかかる負荷を下げている、という理由が挙げられるので、仕方のないことなのかもしれませんが、充電時間があまりにも長いのはちょっと不便なので、設定変更も試してみてくださいね。
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USBポートがUSB 3.1ではなく2.0
Xperia XZの端末下部にあるUSBポートは、現在スマホやPCで主流となりつつあるUSB Type-Cになりましたが、規格がUSB Type-C 3.1ではなくUSB Type-C 2.0なんです。
最近の、特にPCについてはUSB Type-C 3.1が多くなっているので、「Type-Cだから互換性がある」と喜んで使おうとすると利用できなかった、ということになります。
また、今後USB Type-C 3.1のデバイスが増えるとみられているスマホやPC業界の中で、USB Type-C 2.0だとケーブルを併用できないという問題点が出てくるので、ほかに使う予定のあるデバイスがある場合はXperia XZ購入前にUSBタイプも要チェックですね。
継ぎ目のないデザインではなくなっている
Xperia XZのデザインについては、メーカー発表の際「継ぎ目がないデザイン」という点を大きなPRポイントにしていました。
しかし、実際に発売された機種を見ると背面の下部に思い切り継ぎ目があって結構目立ちます。
アンテナを内蔵するときにどうしてもこの部分に別の素材を使用しないといけなかったようで、不具合というほどではありませんが、不評となっている点なので購入前には事前に各色のデモ機などをしっかり見ておきましょうね。
RAMが少ない
Xperia XZは、Android OSがアプリなどを起動して動作させるときに使う作業領域「RAM」の容量が3GBとなっています。
この数字はけして小さいものではありませんが、今後発売される予定の機種では4GB以上のRAMを持つスマホが多くなるため、大容量のゲームなどを行うときに処理能力オーバーになる可能性が指摘されているんですね。
RAMの容量が足りなくなると高い性能のCPUを搭載していても処理しきれず、フリーズしたり電源落ちの原因となる可能性があるので、Xperia XZを購入する場合、この点に気をつけながら利用する必要があります。
起動したけれど使わなくなったアプリは一時的に終了させたりして、RAM容量を空けつつ利用するように対処しましょう。
まとめ
Xperia XZの現段階での不具合情報やデメリットなどの注意点をまとめてみると、ディスプレイの不具合が少し目立つようです。
特にタッチ操作の不良や誤認識は、ユーザーのストレスにもなるのでメーカーのほうでも早めに対策をして欲しいところですよね。
また、全体的に「フラグシップ機」のわりには他機種に比べて大きく差をつけるハイスペック機でないという点もデメリットに挙げられます。
Xperia XZはカメラ性能が非常に高いのでSNS全盛期の今、需要はかなりあると思いますが、ほかの部分の不具合やデメリットについてよく知り、同時期に発売される機種のスペックなどとじっくり比較してから購入に踏み切るのが良さそうですね。
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