Apple Watch Series2を比較・前モデルから何が変わった?
2016/09/20
Apple Watchは2015年4月の発売とともにウェアラブルコンピューターとして全世界の注目を浴び、スマートウォッチを一気に浸透させました。
それから1年半、満を持して発表されたApple Watch Series2はApple Watchに比べて性能が飛躍的に向上したという話題でもちきりです。
でも、デザイン以外にどのような機能、特徴が変わっているのかはメディアで報道されている画像などを見ただけでは想像がつきにくいですよね。
ここでは実際によく使う機能を中心にApple Watch Series2と前作Apple Watchを利用シーンなどと照らし合わせて比較し、何が変わったのかを徹底的にまとめているので買い替えや新しく購入を考えている方はぜひお役立てください!
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目次
スペック表を使い比較
まずはApple Watch Series2と前モデルApple Watchの違いを詳しく知るためにスペック表で比較をしてみましょう。
機種名 |
Apple Watch series2 |
Apple Watch |
OS |
watchOS 3 |
watchOS 2 |
チップ(プロセッサ) |
デュアルコアプロセッサS2 内蔵GPS |
デュアルコアプロセッサS1
|
ストレージ (使用可能容量) |
8GB (使用可能容量:2GB) |
8GB (使用可能容量:2GB) |
GPS |
○ |
× |
バッテリー |
リチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵 (最大18時間使用可) |
リチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵 (最大18時間使用可) |
充電方法 |
磁気充電ケーブル USB電源アダプタ |
磁気充電ケーブル
|
画面サイズ |
272×340Px(38mm)
312×390Px(42mm) |
272×340Px(38mm)
312×390Px(42mm) |
ディスプレイ素材 |
第2世代の感圧タッチ対応OLED Retinaディスプレイ (明るさ:1,000ニト)
・アルミニウムケース:Ion-Xガラス(強化ガラス)
・ステンレススチールケースおよびセラミックケース:サファイアクリスタル |
感圧タッチ対応OLED Retinaディスプレイ (明るさ:450ニト)
Ion-Xガラス(強化ガラス) |
端末素材(ケース) |
アルミニウム ステンレス セラミック |
アルミニウム |
サイズ |
(38mm)38.6×33.3mm 厚さ11.4mm (42mm)42.5×36.4mm 厚さ11.4mm |
(38mm)38.6×33.3mm 厚さ10.5mm (42mm)42.0mm×35.9mm 厚さ10.5mm |
Bluetooth |
Bluetooth 4.0 |
Bluetooth 4.0 |
Wi-Fi |
802.11b/g/n 2.4GHz |
802.11b/g/n 2.4GHz |
センサー |
GPS 心拍センサー 加速度センサー ジャイロスコープ 環境光センサー |
心拍センサー 加速度センサー ジャイロスコープ 環境光センサー |
音声通話 |
○ |
○ |
音声操作 |
○(siri) |
○(siri) |
おサイフケータイ |
○(Felica搭載) |
× |
防水・防塵 |
○(50mの耐水性能) |
×(防沫・耐水性能のみ) |
重量 |
アルミニウム38mm 28.2g アルミニウム42mm 34.2g |
(38mm)25g (42mm)30g |
価格(税抜き) |
37,800円~ |
27,800円~ |
予約開始日 |
2016年9月9日 |
|
発売日 |
2016年9月16日 |
2015年4月24日 |
こうして並べてみると、まず時計の文字盤にあたる部分のサイズはApple Watch Series2、Apple Watchともに38mmモデルと42mmモデルで同じですが、その厚みが少しApple Watch Series2のほうが分厚くなり、重量も少しだけ重たくなっていることが分かります。
本体サイズ・重量
性能を向上させたことによってバッテリーの持ち時間が減らないよう、電池容量を上げているためApple Watch Series2のほうが若干大きくなっているのです。
GPS・FeliCa・スタンドアロン化
内部の機能として大きな違いはApple Watch Series2にはGPSとFelica(おサイフ機能)が搭載されているということではないでしょうか。
前作ではGPSが使えなかったため、Apple Watch本体を単体で使うスタンドアロン化が困難でした。
それが、Apple Watch Series2ではGPSを搭載したことによってiPhoneを持ち歩かなくてもApple Watch単体で使えるスタンドアロン化が実現しているんですね。
防水性能・ディスプレイ
また、防水性能も生活防水程度で水中スポーツを一緒に楽しむまでには至らなかった前作と比較して、50mの耐水性能がついたためApple Watch Series2では水泳をしながら心拍数や運動消費カロリーを測定するということが可能になりました。
また、ディスプレイの明るさがApple Watch Series2は前作に比べて約2倍となっているので視認性が非常に高くなったんですね。
デュアルコアプロセッサS2・WatchOS 3
Apple Watchの頭脳を司るCPU(プロセッサー)とOSもそれぞれApple Watch Series2は前作に比べて最新のものが搭載されているので、アプリの起動が非常に早くなり急いでいるときなどにも即座に動かすことができるようになっています。
また、OSやCPU側でも電池の消費量を抑える設計がされているので、GPSやFelicaを搭載してディスプレイの輝度を上げても使用時間に違いがみられないというわけなんですよね。
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機能や特徴などを比較
出典:http://www.apple.com/jp/watch/
全体的にApple Watch Series2はApple Watch発売以降に挙がったGPSのない点やバッテリー消費が激しい、耐水性能が危ういなど「この機能が足りない!」といった不満の声を一気に解消できる大満足の性能が特徴的ともいえます。
GPS
Apple Watch Series2ではまずGPSがついたのでiPhoneを持たずにジョギングやウォーキングなどに出かけてもApple Watch Series2単体で地図を見たりスポーツの記録をすることができるようになりました。
Felica
また、Felicaを搭載しているのでApple Payを利用してApple Watch2単体でSuicaやiD、Quick Payでの決済が可能です。
ジョギング中に休憩で飲み物が欲しい!とコンビニなどに寄るときも、財布を持ち歩かなくて良いので身軽にスポーツが楽しめますし、Apple Watch Series2でSuicaを使うなら、改札を通るときにいちいち財布や携帯を出さなくて良くなるのですごく便利になりそうですよね。
防水性能
防水性能については、普通の時計のように手を洗うときにかかる水しぶきくらいなら防げるという前作に比べて、Apple Watch Series2ではそれなりに激しい競泳など水泳を楽しめるくらいの防水性能までアップしています。
ですが、ダイビングなど水圧のかかるシーンでの使用までは保障されていないのでちょっと注意しておきましょう。
処理能力
Apple Watch Series2は前作に比べて全体的な処理能力が速くなり、GPSを搭載したことでiPhoneなしでも使えるシーンが増えました。
またFelica搭載で使い方がどんどん広がっていきそうですが、新しい機能がたくさんあるためか若干サイズが大きくなっているのと、価格が前作に比べて1万円程度高くなっている点で選択に迷う方もいらっしゃるかもしれません。
Apple Watch Series2の詳しい価格についてはこちらをご覧下さい→Apple Watch Series2の価格は?発売日は通常モデルで9月16日(金)
もし、iPhoneとペアリングして使うことを前提に、近所をジョギングするだけでGPSは特になくても良い、おサイフケータイは必要ない、ウォータースポーツもそんなにしないからとにかく安いモデルが欲しい、という方であれば前作Apple Watchは求めやすい価格が特徴なのでおすすめです。
一方でGPSやFelicaを使いたいという方や水泳などをしたときの計測をしたい、Apple Watch単体でもっと利用できるようにしたい、という方には新発売のApple Watch Series2がピッタリといえるので使い方は欲しい機能に応じて購入を検討されると良さそうですね。
まとめ
2016年9月に発売されるApple Watch Series2とApple Watchを比較して、その特徴や性能の違いをまとめてみました。
前作Apple Watchに比べると新作Apple Watch Series2にはOSやCPUの変化のほか、望まれていたGPSや強度の耐水性が付加されApple Watch単体で使えるシーンが増えているようです。
せっかく外で身軽に音楽を聴いたり、電話や通知を受け取ったりということができるApple WatchなのでiPhoneを持たずにお出かけしてこれまで以上の身軽さを経験したいですよね。
価格が少しだけネックになるApple Watch Series2ですが、健康管理をバッチリしてくれる何より役立つ相棒にもなりそうなのでぜひその身軽さや便利さを実感してみてくださいね。
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