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watchOS 3の新機能5選・OSインストール方法や注意点

2016/09/20

2016年9月13日、Apple Watch Siries2の発売に先駆けてApple Watch向けの新OS「watchOS 3」がリリースされました。

「watchOS 3」は新発売のApple Watch Siries2に新搭載されているほか、前モデルのApple Watchでもインストールすることができるので大きな注目を浴びています。

これまでのOS「watchOS 2」からは飛躍的に進化したという「watchOS 3」ですが、具体的にどのような点が変わったのか、その新機能が気になる方も多いでしょう。

Apple Watch Siries2でApple Watchデビューをする方も、今Apple Watchを使っている方も知っておきたい「watchOS 3」の機能と、新たにインストールする場合の方法や注意点などをまとめてみましたので、お役立てくださいね。

 

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watchOS 2から進化!新機能を紹介

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出典:http://www.apple.com/jp/watchos/

 

前モデルのOS「watchOS2」に比べると格段に内容や機能が変わった「watchOS 3」ですが、具体的にどのような機能が追加されているのでしょうか。
新機能を項目ごとにみていきましょう。

 

よく使うアプリを登録しておけるDock機能

 

「Dock機能」とは、よく使うアプリを10個まで登録しておき使いたいときにすぐに呼び出せるという便利な機能で、Watch OS3で初めて搭載されています。

もともと、一つ前のバージョンであるwatchOS 2には時計の文字盤をスワイプで操作すると事前に登録したアプリが起動する「グランス」という機能はついていましたが、今回のwatchOS 3は画面の操作ではなくサイドボタンを押してDock機能を出すという操作にかわります。

指で画面に触れて滑らせるスワイプ操作だと汗をかいている時など反応しなかったり、急いでいるときに誤操作をしてしまう可能性がありますが、サイドボタンだと物理ボタンなので反応も速く誤操作の原因にもあまりなりませんよね。

 

また、グランス機能の場合、文字盤以外の画面(たとえばアプリなどの画面)が表示されているときはグランス機能が使えませんでした。

その点、サイドボタンを押して表示するDock画面は他のアプリを使っているときでも呼び出すことができるので、いちいち文字盤の表示に切り替える必要がなくなるんです。

 

Dock画面をサイドボタンで一瞬にして起動できる理由

Dock機能に登録されたアプリを使いたいときは、Dock画面をサイドボタンで出すだけで一瞬にしてが起動ができます。

なぜ、すぐに起動できるのかというとDock機能に登録したアプリは常にバックグラウンドで動いていいます。使用していない時でも待機状態にあるので、ロードする時間が必要なくすぐに起動できるのです。

アプリを使いたいときはDock画面を出すだけで一瞬にして使いたいアプリが起動できるので、操作・処理ともにかなりの時間短縮が実現しているわけですね。

 

コントロールセンターの追加

iPhoneの画面を上にスワイプさせると出てくるコントロールセンターは、WiFiやBluetoorhへの接続や音量調節などの設定が簡単に出てくるのでとても便利ですよね。

watchOS 2ではグランス機能に割り当てられていた文字盤のスワイプ操作が、watchOS 3ではiPhoneでお馴染みのコントロールセンターを呼び出すという操作に割り当てられています。

これまでApple Watchにはコントロールセンターがなかったのですが、iPhoneと同じようにコントロールセンターが使えるようになったのでとても簡単にWiFiやBluetoorhへの接続や、音量調節などが行えるようになっているんですよ。

また、コントロールセンターには電池の残量も表示されており、ちょっと気になったら画面をスワイプしてすぐにチェックできる、など利便性がとても向上しているので安心して使えそうですよね。

 

文字盤の種類が豊富!切り替えもスピーディー

watchOS 3では通常のシンプルなアナログ、デジタルのほかにローマ数字や可愛いミッキー、ミニーマウスの文字盤などを選択することができるようになりました!

選べる文字盤の種類が増えるとそれだけ嬉しいものですが、なによりも便利になっている点が文字盤の設定を変更する操作で、watchOS2に比べてかなり楽になっているんです。

文字盤の表示を変える操作は、watchOS 2だと画面を「強く押して」スクロールをしながら選択する必要がありましたが、watchOS 3では左右に軽く指をスライドさせるだけで切り替えが可能になっているので、とてもスピーディーに変更ができます。

 

Activity Sharing機能

体に身に着けて身軽にジョギングなど運動の結果を測定できるのもウェアラブルウォッチの重要な機能ですが、その健康管理の面をより強化したWatch OS3では、スポーツをしたときの測定結果を記録したり、その記録を家族や知人と共有したり競争できるシェア機能が追加されています。

毎日の運動量や歩数、消費カロリーのほか、距離やペース、心拍数、経過時間などの測定値を合計5つまで同時に表示できます。

また、結果を記録するときにはそれぞれの記録に名前をつけることができるので、これまで以上に運動の管理が簡単にできるようになるんですね。

 

緊急時のSOS発信

Watch OS3で新たに追加された緊急発信の機能は「世界中どこにいても」サイドボタン長押しだけで現地の救急サービスに電話を発信(119や110など)できるんです。

そのうえ、あらかじめ緊急連絡先をApple Watchに登録しているとそこにもメッセージ送信されるので、持っている本人はもちろんご家族や友人も安心な機能ですよね。

 

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インストール方法

たくさんの新機能が追加されたWatch OS3ですが、標準搭載ではない現行モデルのApple Watchを利用されている方にとっては初めての大型アップデートなので、実際に体験するためにはインストールが必要となります。

ここでは、現行のApple Watchを使っている方向けにWatch OS3のインストール方法をご紹介しますね。

ペアリングに使うiPhoneを使うのですが、WatchOS 3のインストールにはiOS10のiPhoneが必要となるので「iOS10」にアップデート済であることを確認してください。

あとはApple Watchを充電器につなぎ、iPhoneのApple Watchアプリを起動し、「設定」の「一般」という項目から「ソフトウェアアップデート」を選択します。

  1. iPhoneのApple Watchアプリを起動
  2. 設定
  3. 一般
  4. ソフトウェアアップデートを選択

あとは、時間が経過したあとWatch OS3がインストールされていることを確認して終了ですので、まったく難しいものではありませんね。

 

インストールするに当たっての注意点・準備4項目

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ただ、Watch OS3をインストールするにあたってはいくつかの注意点もあるので、ここに挙げるいくつかの項目をインストール前によく確認しておきましょう。

  • Apple WatchにペアリングしてあるiOS10のiPhone
  • Wi-Fi環境
  • バッテリー残量が50%以上かつ充電中であること
  • アップデート時間が平均約1時間~1時間半前後

ペアリングしたiPhoneがないと、Watch OS3をインストールすることはできないので、必ずペアリングしたiPhoneのOSをiOS10へアップデートしたあとに実施します。

また、Watch OS3へのアップデートにはWi-Fi環境が必要となりますので必ずiPhoneはWi-Fiへ接続した状態にしてインストールを始める必要があります。

その際にApple Watch本体の状態としては、バッテリー残量が50%以上かつ充電中であることが条件となるので注意してくださいね。

Watch OS3へのアップデートには通常iPhoneのOSアップデートにかかる時間よりもかなり長い時間が必要です。

平均約1時間~1時間半前後で、通信状況によっては2時間ほどかかる場合もあるそうなので、寝る前など時間が十分あるときに実施するようにしましょう。

iPhoneのOSバージョンとApple Watchのバッテリー残量などに気を付けて、時間のあるときに実施すると基本的に失敗ということはなさそうですが、万が一のときのためにデータのバックアップを必ずとってからWatch OS3のインストールを実行してくださいね。

 

まとめ

新たに配信されたApple Watch向け初の大型アップデート「watchOS 3」について、その新機能や現行モデルでのインストール方法、注意点などをまとめてみました。

新機能はおもに使いやすさや操作のスピードを向上し、身軽にスポーツを楽しめる点などに重点を置いているようですね。

インストールについては時間さえあればとても簡単なので、ぜひ現行モデルをお持ちの方は早いうちにダウンロードして、その便利さを体験してみてください!

 

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