Apple

Apple Pay Suica(iPhone)とモバイルSuica(Android)の違い

2016年9月に発売されたiPhone7/PlusにICチップ「Felica」が搭載されたことにより、待ちに待ったiPhone7/Plus向けの電子マネーサービス「Suica」アプリがリリースされ、益々便利になると大きな話題になっています。

iPhoneシリーズではiPhone7/Plusが初の「Felica」搭載機種となりますが、「Felica」搭載のAndroid機向けの「モバイルSuica」は以前から実用されていますよね。

その「モバイルSuica(Android)」「Apple Pay Suica(iPhone)」って、まったく同じサービスなのでしょうか!?

今回はiPhone7/PlusにFelicaが搭載されたことでAndroid機から移行しようかな、と検討するときに知っておきたい、iPhoneのApple Pay SuicaとAndroid機のモバイルSuicaに違いについてご紹介します。

 

スポンサーリンク

Suicaカード読み込み機能の有無

suica

出典:http://www.jreast.co.jp/suica/whats/

 

Apple Pay Suica

既存のSuicaカードの登録方法がとても簡単で、iPhone7/Plusの端末上部にSuicaカードを載せるだけでカード情報が移行されます。

詳しい内容は、「【Apple Pay Suica】Pasmoや交通系ICカードの使い方・疑問を徹底的に解説」のSuica登録方法をご覧ください。

 

モバイルSuica(Android)

カードの情報登録はすべて手入力となるので、Apple Pay Suicaのほうがより楽に登録できるということになりますね。

 

複数のSuicaカード利用

suica%e3%82%a2%e3%83%95%e3%82%9a%e3%83%aa

 

 

Apple Pay Suica

iPhone7/Plusの「Walletアプリ」へのSuicaカード登録になります。
「Walletアプリ」はクレジットカードやSuicaなど合計で8枚までのカード登録ができます。

 

モバイルSuica

こちらはアプリ上で登録した1枚のSuicaカード情報しか利用できません。

そのため、2枚以上のSuicaカードを使い分けたいというときにはAndroid端末に登録できないSuicaカードを持ち歩く必要があるというわけですね。

 

複数枚のSuicaカードが利用できると、たとえば通勤用に支給されているSuicaカードとプライベートのSuicaカードを分けて登録するなど、利用シーンが広がるのでこのあたりもApple Pay Suicaは優れているといえるでしょう。

 

クラウドへのSuicaデータ保存

5807619643_392d857dfe

 

Suicaの情報を登録したAndroid機やiPhone7/Plusを紛失した場合、そのデータはどうなるのでしょうか?

 

Apple Pay Suica

「iCloud」上で情報の管理ができるので、Suicaカードの登録を行ったiPhone7/Plusを失くしてしまった場合、PCなどから「iCloud」にアクセスし、Suicaを含めたApple Payの利用を止めることが可能です。

また、「iCloud」の遠隔操作(リモート)機能を使ってSuicaのカード情報自体をiPhone7/Plusの端末上から消去することも出来ます。

詳しい内容は、「【Apple Pay Suica】Pasmoや交通系ICカードの使い方・疑問を徹底的に解説」の紛失時についての対処法をご覧ください。

 

モバイルSuica

クラウド上でのデータ保存は機種変更時にAndroid端末から操作する以外、対応していません。

そのため、紛失時は「モバイルSuica」の会員メニューへアクセスし、そこから再発行登録を行う必要があります。

 

Apple Pay Suicaの場合、Appleが提供する「iCloud」上で対応できるので、モバイルSuica利用時よりも管理しやすいのではないでしょうか。

 

Suica会員登録の必要性の有無

Apple pay Suica

Apple Pay Suicaは会員登録をしなくても利用が可能ですが、以下の場合は無料の会員登録が必要です。

 

無料会員向けサービス

  • 新規発行
  • 定期券
  • Suicaグリーン券
  • Suica特急券(新幹線チケット)購入

 

モバイルSuica

モバイルSuicaの会員サービスには無料・有料の2種類があり、必ずいずれかの会員登録を行わないとSuicaを利用することが出来ません。

 

無料会員登録(EASYモバイルSuica)

  • 新規発行
  • 鉄道利用
  • ショッピング
  • 現金チャージ
  • 銀行チャージ
  • キャリア決済でのチャージ
  • ネット決済

 

有料会員登録(モバイルSuica)

  • クレジットカードからのチャージ
  • オートチャージ(VIEWカードのみ)
  • 定期券購入
  • Suicaグリーン券購入
  • モバイルSuica特急券購入
  • 再発行

 

有料会員登録は「VIEWカード」をモバイルSuicaに登録する場合は当面無料となりますが、それ以外の方は年1,030円が会費として必要です。

 

EX-ICサービス対応状況

ex-ic

出典:https://expy.jp/product/card/

 

EX-ICサービスとはJR東海の新幹線をネット上で予約したあと、切符を受け取らず乗車できるサービスです。詳しくは「JR東海のEX-ICサービスとは?」をご覧ください。

 

Apple Pay Suica

現状は利用はできないので注意しましょう。

 

モバイルSuica

利用可能ですが、エクスプレスカードかビューカードのいずれかを持っていないと利用はできません。

詳しくは、「JR東海のモバイルSuicaでEX-ICサービスを利用する」をご覧ください。

 

 

クレジットカード以外のチャージ決済方法

Apple Pay Suicaへのチャージ方法

  • クレジットカード
  • プリペイドカード
  • 現金

 

モバイルSuica(有料会員)

  • クレジットカード
  • 銀行口座
  • 現金

 

EASYモバイルSuica(無料会員)

  • 銀行口座
  • 現金
  • キャリア決済

 

まとめ

Apple Pay Suicaサービスが利用開始となったので、Android端末向けのモバイルSuicaとの違いをご紹介しました。

基本的なサービスは同じで、登録方法や紛失時の対応などはApple Pay Suicaのほうが使いやすい印象ですよね。

ただ、モバイルSuicaでしか利用できないEX-ICを利用中の方や、チャージをキャリア決済・銀行口座からの引き落としでされている方などは、サービスが利用できなくなるのでiPhone7/Plusへ移行の際はあとで困らないようにしっかりと検討してくださいね!

 

スポンサーリンク